変てこな国会論争・・・・・
総選挙が行われる年の国会論争は、それぞれの党が内外の諸問題に
ついて幅広く政策を競い合い、国民に選択肢を示す狙いがある。
だがしかし、今国会は何故か質の悪い子供の喧嘩の様にしか見えない。
特に一昨日の衆議院予算委員会は、なんだか的を得ない質疑ばかりで
完全に興ざめ状態であった。
今回の予算委の最大の論点は、第2次補正予算案に盛り込まれた2兆円
の定額給付金の扱いである。
政府は政府で、受給者の所得制限をするだのしないだのと迷ったあげく
最後には閣僚のほとんどはその給付金を貰い、派手に消費するがごとき
のパフォーマンスを繰り広げている。
私に言わせれば、十数人の閣僚さん達が、いくら身銭と合わせその給付金
を使おうが、インフルエンザが発症して3~4日後に打つタミフルの方がまだ
効果が期待できると思う。
それに対し民主党など野党3党は定額給付金を削除する修正案を提出し
珍しく民主党の菅直人代表代行は、2兆円のより効果的な使い道として
学校耐震化に1兆円、介護人材の確保に7000億円、雇用対策に3000
億円を積み増す案を示した。
単なる削除要求だけではなく、内容はともかくとして民主党が対案を示した
ことに十分評価出来るが、その答弁に立った麻生総理に「今は08年度の
補正予算の審議であり09年度の予算の話をされても・・・・・。」と一蹴された。
まあこれが国会論争だと言うのなら仕方がないが、実体経済と雇用情勢は
政府の対応をはるかに上回る速度で悪化している。
とにかく今は、次の選挙での衆議院議員の員数のことは頭に置かず、真剣
に国民の方を向いて欲しいものである。
変てこな国会論争はもうやめて、悲鳴を上げている人間を救うのが先決
である。
最後に、渦中の人である渡辺善美議員の行動については、賛否両論あろうが
私的に言わせてもらう!
何をしても結構であるが、あの髪型何とかしてくれ~~!!
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