年に一度しか食べられない、クリスマスケーキ
昨日はクリスマスイブ。クリスチャンでもない我が家が唯一買って来るそれ
らしい物と言えば「年に一度しか食べられない、クリスマスケーキ」である。
「年に一度しか食べられない」と言うのは、クリスマスは年に一度しか無い
という意味ではなく、そのケーキ自体が、年に一度しか製造されないという
意味である。
岩見沢でケーキと言えば、赤○リ○ン、不○家、シ○トレ○ゼ等々が有名で
あるが、共通していえるのはどの店も、今流行の生クリームがふわふわ過ぎ
るスポンジの上に、これでもかっ!というくらい載っけられていることである。
そしてその美味しさは折り紙付きで、どうやったらケーキがここまで美味しく
出来るのか不思議に思えるほどである。
だがしかし、そのケーキはクリスマス以外の日でも食べることが出来る。
誕生日や何かのお祝いに買ってくるケーキは、ほとんどがそれと同じケーキ
であり、載ってる飾りが少々違うくらいである。
話は戻るが、年に一度しか・・・・・のケーキは、岩見沢の老舗菓子屋が作って
いる昔風のケーキで、わたし的に言えば「オールワエイズ3丁目の夕日」少し
後的ケーキである。
そのケーキは昔懐かしのバタークリームを使ったレトロケーキであり、今流の
それとはかけ離れたものである。
そしてそれは、全てにこだわりを持っていて、カタログやケーキ箱も
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素朴な感じであり
デコレーションに使われるサクランボやヒイラギも
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ウルトラ懐かしい!!
そしてその全体像は
こんな感じで、お世辞にもパテシエが作ったとは言えない。
飾りのチョコも無愛想この上ない置き方で、クリームの付けかたにも
これといった法則は見当たらない。
でも一口食べると、バターの風味が口の中いっぱいに広がり、甘すぎなく
ちゃんとした歯ごたえもあり、その懐かしさのあまり涙さえ出てくる。
スポンジ(この場合カステラと呼ぶ方が正しいのかも)の間に余計な
ものが挟まっていないところがこれまたいい。
無論、このお店は生クリームのケーキも売っているが、やはり人気商品は
バタークリームタイプらしい。
カタログに昔風のチョコレートケーキもあった
これもかなりレトロチックでいい感じ!!
ふと、箱の横を見てみると
「ナチュラル・スタイル」と書かれていた。その下に書かれている英語の
意味はさっぱりであるが、多分それらしい事が書かれているのであろう。
新しいものばかり追求するのことが悪い訳ではないが、こんなこだわりを
持って、頑なに昔風ケーキを作る店があってもいいではないか。
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