皆で語ろう!

大麻に汚染された若者たち

慶応大、同志社大、法政大、早稲田大・・・・・・・・。

 

名門大学の学生が大麻(マリファナ)を所持したとして次々と摘発されて

いる。

 

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大麻が若者に蔓延する背景には、海外通販で簡単に大麻の種子を

それも合法的に入手できる現行法の抜け穴があった。

 

大麻の種子は七味や飼料として日本では販売されているが、販売

する前に種子が発芽しないように処理してあるので問題はないが

発芽する大麻の種子を許可なく輸入すれば、関税法の違反行為に

なり、輸入した種子で栽培行為をしたら、大麻取締法違反となる。

 

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栽培という行為は、種を蒔く行為から始まる。よって、栽培目的で大麻の

種子を蒔いたら、たとえ発芽しなくても犯罪行為となる。

 

今回、大麻で摘発された学生はそのほとんどが退学に追い込まれ、これ

から犯した罪の償いをするわけであるが、彼らに「大麻に手を出したらどう

なるか」という道徳的な想像力があったらこうはならなかった筈である。

 

ただ一方で「法律がおかしい」「マスコミは騒ぎすぎ」と大騒ぎしている

学生には正直驚いた。

 

またそれに輪をかけるように、今回の事件が相次ぐ中、各大学が対応策

に苦慮し、講習会や薬物防止の単位を設ける等の対策を打ち出したと言

うから、これまた驚きである。

 

ある意味、救いようのない人達である。

 

話は変わるが、私と大麻の出会い(?)をお教えしよう。

 

それは今から30年ほど前、学生だった私は測量手元として、あの世界

自然遺産に登録された知床の山の中でアルバイトをしていた。

 

道東の大きな設計測量会社がその仕事を下請けに出し、私達はその

下請け会社に使われていたのであるが、当時としては抜群に高給な

バイトであった。

 

だがしかし、時給が高いのと比例してその仕事は大変で、背丈ほど

ある笹薮の中を、手鎌一つで少しずつ少しずつ進んでいくのである。

 

ブヨや薮蚊は無論のこと、時には見た事もないほど大きな蜂に襲わ

れることもあった。そんな時一番楽しみだったのは一服の時の冷た

い飲み物と、昼めしの時のおおきなおにぎりであった。

 

ある日、その下請けの職員さん(年齢も名前も覚えていない)が「良ーし

一服だ!」といって小さな切り株に座り、何やら変なことを始めたのである

 

それはそこら一帯に生えている草の葉を数枚もぎ取ってきて、手の平に

こすり付けているのである。

それを数度繰り返しているうちに、手の平は緑色に染まり、今度はその

手の平をお日様にかざしているのである。

 

それは何かの儀式にしか見えなかったが、あまりにも異様な光景であった。

 

そして5分ほどして野帳を開き、その上で両手の手の平を擦るのである。

すると手の平からお茶の葉みたいなものがポロポロ出てきてアッと言う間

に野帳の上がいっぱいになった。

 

ここまで来ても儀式としか思えなかった私に「お前も吸うか?!疲れ取れ

るぞ!」と言って、その緑の手あかみたいな物体を煙草に詰めて吸ってい

るのである。

 

私はただ単純に汚らしく見え「いえ、結構です」と断ったが、今になってあれ

が大麻(マリファナ)だったと分かった。

 

今は、あの時吸わなくて良かったという思いと、一度くらい経験しても良かっ

たかなと言う思いが交錯している。

 

かなり不謹慎な考えである。

 

 

 


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