皆で語ろう!

遼君はプロ初勝利、亮君は風邪で初ダウン

昨日、高校生プロゴルファーの石川 遼がマイナビABCチャンピオンシップで

プロ初優勝を飾った。

 

 

無論いつかは勝つであろうと思ってはいたが、まさかこんなに早く初Vを

手にするとは・・・・・・。

 

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アマチュア時代の昨年5月に、15歳8か月の史上最年少優勝を果たし、全国のゴルフ

ファンの注目を集めたが、誰もがそれを未完の大器的な見方しかしてなかった。

 

中には、「プロになっても2~3年間、優勝は無理!」とさえ言っていた人もいる。

 

その石川 遼が、これまたプロとして史上最年少優勝記録(20歳2か月)を塗り替えた。

 

昨日は久々に面白いゴルフのTV中継を見た。

 

 

2位の深堀に2打差をつけて迎えた最終18番パー5、大きく口をあけた池が手前に広がる

グリーンの奥に立つピンまでは171ヤード、ボールは深いラフの中で、誰もが刻んで3オン

を狙うと思ったその時、なんと石川は7番アイアンを持ち、その視線はピン方向であった。

 

そして第2打、日本中の誰もが神に祈ったであろうそのショットが、傾斜のあるグリーン手前

を転げ落ち、無情にも池の浅瀬に・・・・・。

 

 

このとき私も「深堀は死ぬ気でバーディーを狙ってくる。石川は池ショットをしても、ワンペナを

払い、打ち直しをしてもボギーがやっとだ。プレーオフか下手すりゃ深堀の大逆転も・・・・。」

と嫌な思いが頭をよぎった。(ここで断わっておくが、私は深堀の大ファンであり、彼のステディ

ーなゴルフと紳士的な態度は大好きである。)

 

 

テレビの前にいる人のほとんどが、何故!何故!刻まなかったのか?!と、その時は彼の若さ

と未熟さを悔やんだと思う。

 

そして運命の池ショット

 

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私なら100回打っても無理であろうウルトラスーパーショットが出た。

 

ボールはピン左3メートル、パーは間違いないとこにつけた。

 

そして案の定、深堀は8メートルのバーディーパットをねじ込んできた。

 

そして再び手に汗にぎる時がやってきた。無理に1パットで入れる必要なんかない

距離を合わせ、2パットでいいんだ!!と、これまた皆が心の中で叫んだはずだが

1パットを狙ったボールは70センチもオーバーした。

 

そして「今までのパットで一番手が震えた!」という、ウィニググパットを沈め、今回の

快挙を成し遂げたのである。

 

 

第2打を刻まず「バーディーを取る最善の道!」と話していたが、あの辺が凡人との

違いかも知れない。

 

3メートルのパットも、距離を合わせもしショートでもしたら、自分自信が情けなかった

のかも知れない。

 

彼のオフィシャルブログに『急がば、まわるな!!』と書いてある。

 

この言葉が全てを物語っているのかも知れない!

 

あの優勝インタビューで涙を見せていたが、どれだけ彼が孤独だったか、どれだけ

勝利のプレッシャーがかかっていたか、私ももらい泣きしてしまった。

 

とにかくおめでとう!!17歳で初勝利!20歳でマスターズ制覇も夢じゃない!!

 

最後に、頑張れ頑張れ石川 遼!!ファイト!ファイト!石川 遼!

 

《夕べから風邪でダウンしている亮君より・・・・・・。》


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