アメリカが大変なことになってきた
先週末、米金融安定化法案は政府と議会で基本的合意をこぎつけていた。
だがしかし今日の未明、その法案が米下院で否決された。
一連の米国金融不安は世界中を震撼させ、ふたたび世界恐慌がとまで
言われるほど世界経済を揺るがしたが、日本円で75兆円にのぼる公的
資金の注入というカンフル剤的法案でこの場をしのごうと思った米政府の
思惑はもろくも崩れ去った。
5日ほど前のTVで、大勢の低所得者層の人がこの安定化法案に反対の意を
訴えながらデモ行進しているのが報道された。
今回破綻した米国の証券会社や、公的資金が注入される米国の大手金融機関
のCEO(経営最高責任者)の所得をみたら、たいがいの人間はそう考えるだろう。
金が無くなりゃ、ベンジャミン・フランクリンを印刷し続けた米国経済であるが、今回
の下院の否決がどう影響してくるのかまったく不透明である。いやお先真っ暗と言っ
ても過言ではない。
下院の議員さんは本当に国民のことを考えてこの法案を否決したかどうか定かでは
ないが、米国は大統領選挙も近いが、議員選挙も近い。
朝の報道で、某N○Kの解説者は「ここでこの金融安定化法案に賛成したら、ただ単純
に票が減るからと考えた議員さんも少なくないです。」と話していた。
朝飯を食べながら見ていた私も、その話を聞いた瞬間チャンネルをみのもんたの番組
に替えた。
そしてこう思った!
どこの国も同じだ!!と・・・・・。
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