オリンピックとは
昨日の夜、北京オリンピック男子柔道66kg級で、内柴正人選手が念願の金メダル
を獲得した。
決勝の相手はフランスのダンベレ選手、欧州のチャンピオンであるが
内柴選手は試合開始1分過ぎ、巴投げからすかさず縦四方固めに入り
見事一本勝ちをおさめた。
今回のオリンピック、あまりいいムードでない日本選手団である。
やはりその原因は、女子48kg級の谷亮子の銅メダルではないだろうか?
確かに5大会連続のメダルは素晴らしいの一言に尽きるが、誰もが谷の
金メダルを疑っていなかった。
そしてその谷亮子が準決勝でルーマニアのアリナ・ドゥミトル選手に負けた。
あの試合を見ていた日本人のほとんどが「何故!谷だけが3回目の指導なの?」
と思ったはずである。
それとは逆だったのが、昨日の女子52kg級の3位決定戦である。
若干19歳の中村美里選手が足技で韓国の金京玉選手から技ありを取り
その後の押さえ込みで合わせ技一本で見事勝利した。
だがあの押さえ込みは外れていた様にも見えたが、日本人の誰もが中村
選手への喝采を忘れなかった。
韓国メディアは審判を非難したが、あれが逆であったらどうだっただろうか?
柔道は以前にも審判のことで問題視されたが、オリンピックはスポーツの
祭典である。
勝ち負けも大事ではあるが、それ以前にもっと大切なものがある。
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