昨日の「プロフェッショナル 仕事の流儀」をみて
昨夜の午後10時、以前から楽しみにしていた番組があった。
それは「プロフェッショナル 仕事の流儀」というNHKの番組である。
昨夜放送されたのは「ハンマー一筋、新幹線を作る」という、町工場の
スゴ腕職人を取り上げたものであった。
その人の名は国村次郎、17歳から板金の世界に飛び込み、小さな
町工場で腕を磨き続けてきた。
彼の金属加工の技術は、業界でも指折りで、ハンマー一本で金属の
板からあらゆる曲面を作る「打ち出し板金」である。
その技術が
そう、新幹線(のぞみ700型)や
(500型)の顔を作り出しているのである。
新幹線の先頭車両を板金で・・・・・?
と思うかも知れないが、新幹線はご存知16両編成で、必要な顔は
2つだけ。
そのために大型のプレス機などを製作すると、とんでもないコストが
かかってしまう。
それと今の世も、人間の腕で作った物にかなうものが存在しない
それがこの「新幹線の顔は板金で・・・・。」となったのである。
国村が放つハンマーは、常にアルミ板に垂直、しかも狙った場所を正確に
打つ。
そのために、左手と足で金属の板を微妙に動かす。
これぞ職人技である。
この美しいフォルムを見て欲しい!
これが彼の技の結集である。
他のも彼は超ジュラルミンを使い、苦労に苦労を重ね
リニアモーターカー(ML=500)までも作ってしまった。
この世の中、我われが知らない世界がまだまだある。
この板金職人のその一つであろう。
アナウンサーに「一流の職人になるためには?」と聞かれた国村は
「とにかく辛抱することです。」と一言語った。
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