真冬のナナカマド
21日間続いた真冬日も昨日途切れた。
途切れたと言うと残念な事のように聞こえるが
住んでいる人は少しだけホッとする。
そんな厳しい寒さが続く真冬にナナカマドである。
と言っても、ナナカマドを鑑賞するのではなく、
ナナカマドの寒中植栽である。
ここは岩見沢市の市道南町2丁目線で、昨年の暮れから○蓉建設㈱が
改良工事をしていて、そのなかの植栽工事をやらせて頂いたのである。
木というのは強いもので、このナナカマドは昨年12月の始めに掘取り
根ぐるみ1枚で年を越し、こうやって植えられたのである。
春になるとこのナナカマド達も一斉に芽吹き始め、あの綺麗な葉と
可憐な実を付け、道行く人々の目を楽しませてくれるはずである。
はずであると書いたのは、やはり生き物であり、枯れないという保障
はないが、そこは造園専門業の技がさえる。
技というのは枯れてしまった木を、誰にも気づかれずに植え直す技である。
まさに電光石火のごとく、一瞬にして(たいがいは夜中か早朝)生きている
木に変身するのである。
写真では分かりづらいと思うが、30分前に根鉢に入れた客土が
カチンコチンに凍っている。もうスコップも刺さらない・・・・・。」
この時の気温は氷点下8.5℃であった。
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