九州旅行雑記(4)
幼い頃、母親から母の実家には加藤清正の虎退治の屏風(贋作?)があったというのを聞かされていて(他にもちょろちょろと似たようなネタが・・)、ちょっと身近な存在だった加藤清正公。
勝手に身近に思っていたのもどうかと思いますが、是非一度行ってみたかった熊本城。
なにより・・・
一口城主という一般の人々からの資金集めを行って復元作業をしているのがまちづくり的にはとっても気になっていた。
まずは最近復元されたという本丸へ。
接見の間ですね。
奥に行くに従って位の高い人しか足を踏み入れることができなかったらしい。
一番奥は・・
こんなにギラギラでした。
でも、こんな本丸よりも何よりも・・・
私が実際に見てみたかったのは、建築以来一度も焼けてない約400年前の宇土櫓!
見てください!この佇まい。
400年以上も存在しつづける風格があります。
早速中へ入ると・・
混み混みの本丸やコンクリートづくりの天守閣とは違い、なぜかガラガラの貸切状態。(どう考えてもこっちの宇土櫓の方が価値あると思うんですが・・)
加藤清正も歩いたであろう板の上をじっくりと踏みしめながら急な階段を上がっていくと、、
窓からみる景色もちょっと感慨深いわけで。
「人生50年 下天のうちにくらぶれば 夢まぼろしの如くなり ひとたび生を亨け 滅せぬ者のあるべきか」
加藤清正が肥後隈本城主となったのは27歳の時、それから20年かけてこの熊本城と城下町をつくりあげたとのこと。
さて、私は後厄41歳。。何をするものぞ・・・(汗)
《専務取締役 平野》