市政報告会に思う
通例では年に1回、一箇所にて開催していた渡辺市長の後援会による市政報告会ですが、今年はこれまでの新聞報道等の誤解を解き、信頼の回復を図るという要素もあり、、是非とも多くの方々とヒザを交えた形で相互に思いを交換したいという意図で、現在市内10箇所で開催中であります。
4月19日現在、7箇所目を終え、残り開催はあと3回とのことです。
基本的に私たち一般市民というのは、行政には頼る方向ばかりであり、今年の豪雪被害ひとつとっても「市役所は○○をやってくれない!」という方向の話ばかり出てしまいます。(そりゃ確かに言いたくもなる要素があるのは事実ではありますが。)
この「やってくれない」的発想というのは、まさしく行政依存体質であり、これから日本が陥る大きな問題である「人口減少社会」、「生産年齢人口の著しい減少に伴う経済縮小」、、それに輪をかけて世界は国境の境目が薄くなり、経済主体の繋がりが支配しはじめ(現に私の車のエンジンもダイムラー・クライスラー、三菱自動車、ヒュンダイ自動車の3社の協同開発によるグローバル製品)た結果、高い人件費や諸々の経費、尚かつ自助努力の精神を失い、あらゆるものに依存しつつある日本の競争力の強烈な低下が発生しています。(何より現在までの中央に対する政治不信は著しいものがありますが・・)
こんな時だからこそ、私たち一人ひとりの心意気(?)がどうあるべきか・・というのをもっと真剣に考えていかないと、これからの私達や子ども達世代はとんでも無い事になってしまうと感じています。(なんせ私は心配性ですから・・)
そんな中で、自分達のまちの動きに全くの無関心はどうかな・・と思うんです・・(私も大いに微力ですが・・・)
こういった市政報告会が開催されても、来場するのは主に地域で役を担っている方やご高齢の方ばかり。
多くの方々は、すでに政治に期待するエネルギーを持ち合わせてなく、「誰がなっても・・」的な感覚があるかもしれませんが、それだって思考を変えれば”自分に直接的メリットがないから・・”というのが根幹だったりします。
これまでの元気な日本においては、政治というのはイコール「利権誘導力」と感じていて、応援する側も何らかの見返りを期待するのが常。その利権誘導勢力同士の競争が選挙という行為と非常に近いものがあったのでは?と個人的には思っていますが、これからの時代はどこにも余力がない以上、そんな発想よりもう一ひねりの動機と大義が必要なんじゃないかと思ってます。
そのためのアプローチには色々とあるのだとは思うけれど、まずは現状を知ることが最初の行動なんじゃないだろうか・・と思ってます。
という事で、一度市政報告会なるものに足を運んでみるのも良いかと思います。
そこで、感じたモノゴトはその場で質問するのも良し、持ち帰って自分の考え方に反映させるのも良し!
会場には意識が高いと思われる市役所職員の方々も数名いらしてましたが、もっと沢山いても良いのに?と思わないわけでもなく・・。また、市民にしても、安易な上辺のイメージだけで批判の言葉を発する事があまりにも多すぎると感じています。きっと誰がやってもどんな事をしても「批判する事が自分の価値を上げること」だと錯覚しているのではないだろうか・・・。と思ってしまいます。
だからこそ、こういった機会にはどんどんと足を運んでみるべきでは?と思ってます。
今回の市政報告会は残り3日。。
20日(金)と21日(土)は18時から
23日(月)は15時から開催となっております。
いきなり名指しで逆質問があるわけでないので、気軽に足を向けてみてはいかがでしょう?
*たまに真面目(?)なお話でした(笑)
《専務取締役 平野》