第28回 みんなで教育を考える日

来る10月15日(土)

 

第28回 みんなで教育を考える日 「いっしょに考えよう未来に生きる力!」を開催します。

 

みんなで教育を考える日.jpg

 

参加資格は特になく、年齢、性別、職業等々関係なく、どなたでも参加できます。

 

もちろん無料!!

 

 

その内容は・・・《本気です(笑)》

 

 

簡単にいうと、これからの子ども達、そして私達に求められる力って何?という視点がベースにあります。

 

少し前までは右肩上がりの経済成長が当たり前だと思っていた日々があり、誰しも良い学校を出て、良いところに就職すれば人生の安定が約束される。そんな時代がありました。

 

しかし今はとてもじゃないけどそんな悠長な事は言っちゃいられない。

 

良くも悪くもグローバル化が進んだ社会の中で、ドルだってユーロだっていつ暴落するかわからない(というはなし。。もちろん私ごときに詳しくはわかりません)。

 

でも、生産年齢人口比でみるこれからの日本社会は、ちょっとグラフにして比較してみれば、まったくもって夢も希望も持てないぐらい尋常じゃないことがすぐわかる。

 

人口の波.jpg

 

(このグラフは美園PTA Y会長さんがつくってくれたもの)

 

生産年齢=お金を稼ぎ、そして最もお金を使う世代が劇的に減る事で経済が衰退し、お金を産まずそれほど消費もしない世代が増える事による影響というのは、単なる人口ピラミッドが崩れる以上の現象が発生するに違いない。

 

それに輪をかけて、誰にでもできる仕事が蔓延し、「これは自分でなければ出来ない!」という誇りを持てるような仕事がドンドンと減る事による人としての大事な部分が失われる恐怖。

 

 

例えば、蒸気機関車の機関士は、カマに石炭を入れすぎると燃えかすがたまり圧力が上がらなくなる。でも入れないと力が出ない。そんな駆け引きの中でいかに綺麗に完全燃焼させつつボイラーの圧力を上げていくかで相当の技術差があったらしい。

 

採炭最盛期には、SLが引けるギリギリ付近の2千トン以上もの石炭貨車を引くのですが、江別を過ぎて札幌付近までは微妙な登り勾配が続くらしい。ここで江別付近を過ぎるまでに綺麗にボイラーの中を完全燃焼させつつ圧力を最大にしていかないと、途中で坂が上れなくなってバックして戻ってこなければならなくなり大変な事態になるそう。(というような話を聞いた)

 

人によっては、全く問題なく毎回走る人がいて、でも、そうじゃない人もいて。

 

また駅では、通過するそのSLを見ただけで「これはきっと登れなくて引き返して来るな」とわかるらしい。

 

 

今の近代化されたもので、そんなに操作技術がでるものは僅かであり、それは全ての産業、業種に当てはまると思われる。

 

 

となると、、

 

 

 

自分じゃなきゃダメなんだ!というプライドはどこに持てば良いのでしょう。

 

 

 

便利な世の中の裏返しには、そんな人としての尊厳のやり場のない状況も生み出していると感じるのです。  

 

そもそも機械化と電子化があらゆる技術の平坦化を加速し、尚かつその人員すらも劇的に減らす事に繋がる。

 

それは、これからの子ども達にとってはかなり厳しい状況であると思われます。

 

その結果が進路として目指すべき最大の目標が「公務員」という世界でも希な国になってしまっているのでしょうが・・・。

 

 

振り向けば100円ショップでびっくりするようなモノが100円で売られている。

 

そんなの日本人が作ったら300円でも利益でないんじゃない?みたいなモノが・・・。

 

そういう面ではTPPも怖いなぁ~と思うし、、、

 

原発の問題だって表に出てこない話は強烈と思われ、牛乳ひとつ怖くて飲めない時代がすぐココに。。

 

 

あぁ、前途多難な世の中であります。

 

 

と、不安要素ばっかり書き連ねましたが、ある意味現実なわけで、だったら嘆いていても始まらずどうしていけば良いのか考えてみようよ!人として必要な力って何だ??みたいなモノが根幹にあります。

 

もちろん、ここまでネガティブな内容になると「暗~い」雰囲気になってしまいますので、そこはオブラートに包みながらではありますが、これからを希望をもってがんばれるような設えになる予定であります。

 

 

最初は近年の定番であります。少年の主張の発表から始まり、第2部として前述のようなプレゼン 第3部でそのテーマに沿ってテーブル毎の座談会を開催します。

 

 

参加された方々が最後に持ち帰るのは希望とヤル気であります。(となる予定。)

 

中学生大歓迎!保護者の方々大歓迎!!年配者大歓迎!!!と幅広い年齢層の中で開催できるのも、この教育を考える日の素晴らしき点であります。

 

 

参加無料で、当日受付可能です。 託児施設もあります!

 

是非お気軽にお越しください。

 

 実行委員会メンバー一同でお待ちいたしております。

 

 

第28回 みんなで教育を考える日

実行委員長 平野義文