学校給食の再会に向けた試食会
本日、岩見沢学校給食の再会に向けた試食会が行われました。
会場は我が第一小学校であり、渡辺市長も一緒に試食を行うという事で、岩見沢市PTA連合会としての立場で同席してまいりました。(しかしこのブログは公の立場ではなくあくまで私的な内容と言葉であります。)
11時試食開始という事で、最初に会場にいた小学生参加者の中で最も高学年だった4年生5人に日直係をお願いし、会場全体で「いただきま~す!」とスタート。
会場にはテレビ局4つと各社報道取材陣がわんさか。
その取材光景に慣れていない参加者はみな食べづらそうであり、多くの人が聞かれていた「おいしいですか?」という質問は、「さて、今回の趣旨に対してはどうなんでしょう?」という感想を抱きつつも、参加した子ども達はみな笑顔満開で給食を食べておりました。
今回の食中毒事件は、あってはいけない事が起きてしまったのは事実。
ただ、保健所の基準ばかりが一人歩きをし、道内においてもその基準に達していない施設が山ほどあり、結果として絵に描いた餅でしかない基準と現場のギャップに危機感が麻痺してしまっていたのではないのかなと感じます。
きっと、しかるべき監督機関といっても何度か口頭注意をしたとの報告は受けているものの、実際には「仕方ない。どこもそうだし・・」とそれ以上のレベルのアクションには至らなかったのが想像できる。
そんな事は世の中に沢山あってしまうのが常。
とはいえ、子ども達の健康を司る大事な給食において、大事件とでもいうべき大規模食中毒が発生したのだから大変な事。
しかし、上から目線で批判するのは簡単な事ではあるものの、同情せざるを得ない部分があるのも事実。
恐らく、これだけの事が起きてしまった以上、今後は相当に緊張感を持った中で作業が進められるであろう事に疑いの余地はなく、一保護者としては、給食の再会に歓迎こそすれネガティブに足を引っ張る余地はなし。
我が家の子ども達は二人とも症状が出てしまい、特に一人は結構重い症状に苦しんだものの、今後給食を食する事に恐怖の念は抱いていないので、きっとどの子も給食は楽しみにしているのだろうと思いきや、一部では「給食は絶対食べたくない!」と言っている子もいた事をつい身近に知る。
それでも、そう言っていた子も今日の試食会に参加し笑顔で食べていた様子を見ると、5月6日の最初の再開日には何事もなく平穏なスタートを切ることさえできれば、子供達はあっという間に日常に戻ってくれるのではないだろうか・・と期待もするところ。
保護者としてもできる限り普通に何事もなく再開してくれる事を願うばかりです。
まずはこんな感じで2月11日から始まった、岩見沢食中毒事故も収束に向けた大きな節目を迎えました。
今なお後遺症が出るような重い症状が続いているという話も聞いていない事もあり、まずは再開に向けたこの節目を《良き事》としてご紹介させていただきます。
《専務取締役 平野》