復興支援チャリティーコンサートから徒然に
先日ご紹介させていただいた通り、金、土、日の3日間、岩見沢複合駅舎にてチャリティーコンサートが開催されました。
合唱または電気を使用しない楽器オンリーのチャリティーコンサート。
私は金、土と別件があって行けなかったのですが、日曜日は何とかぎりぎりに札幌から滑り込み、ラスト1時間を満喫してきました。
これぞ、まちづくりのDNAを備えた駅の真の姿ではあるのですが、こんなにも多くの人が一つになり盛り上がっている様子を見ると感慨深いものがあります。
このチャリティーコンサートは岩見沢の若者達が主体となって実行委員会を組織。
複合駅舎内の施設利用の原則として、お金のやりとりに難があり、さらに音量が施設利用のハードルを上げる。
それでも実行委員メンバーの熱き思いが人を動かし、結果として施設内の募金活動にもOKが出て、この場所を使用してのチャリティーコンサートが実現したもの。
それにしても、よくも3日間すべての時間を埋め尽くす多くのクオリティ高き参加者を募れたもので、そのパワーには本当に敬服します。
ラストは会場にいる全員で輪になり、松山千春の「大空と大地の中で」を合唱。
それはそれは素晴らしい時間でした。
何かをしようとすると、必ず批判する人がいる。
今回のチャリティーコンサートが開催される事を知り、「だからってこんな事して被災地の人に伝わるわけないじゃない。それって自己満足でしょ?」的な思いを持つ人もいたかもしれない。
でも、そんな風に思った人は、きっとこの空気を感じる事は一生ないであろう。
募金箱に入っていた千円札の量もすごかったですが、何より会場で一つになっている感覚は言葉はいらないほどの一体感があった。
特筆すべきは、このチャリティーコンサートを実現しようとして必死で市内をかけずり回ったメンバー達は凄かった。
最初は震災の後に耳にした音楽に涙したのがきっかけだったそう。
だから音楽には凄い力がある。そう信じて、それに賛同した人々が集った。
私は素直にそのパワーを讃える。
必ず被災した方々にその想いは伝わる事と信じる。
そんな素晴らしいメンバー達の達成感あふれる顔をご覧ください。
そんな連中の顔をみて、どこかうらやましい自分がいたりして・・(笑)
皆様、本当にお疲れ様でした。(彼らの情報はこちらからhttp://fromzawa.exblog.jp/)
本当に素晴らしい企画と行動力に感動しました。
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先週の土曜日、我が社に焼き台を取りに来たJC現役メンバーのW君。
本日、(26日)午後から、岩見沢JCメンバー有志で大船渡へ支援物資を届けに行くとのこと。
現地で役立ってくれるはずの多くの自転車と、そして現地の方々を元気づけるための大量の焼き肉セット。。
先方の大船渡JCさんと連携をとって準備を進めてきたらしい。
この岩見沢からも、すでに現地支援を終えて帰ってきている団体も数あり、それぞれに感じるところがあるはず。
是非、微力だろうと何だろうと誰かのために!そんな思いが大切なんだろうと思うわけで。。(もちろん、冷やかしや野次馬根性でやってはいけない事だと思いますが。)
そして、テレビや新聞では感じる事のできない、現地の本当の様子を教えてください。
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当社でも何かできないか・・
という思いの中で、今の自分達にできることは何なのか、、、私たちは、今ここで経済活動を継続する事だと感じています。
その結果、4月中にご成約した工事金額の3%を義捐金として寄付する事にしておりますが、当初の想像よりもう少し多めに出せそうな感じになってきております。当社にご依頼いただいたお客様に心より感謝申し上げます。
しかしなら、この赤十字への義援金もその配分に政府介入とのニュースが流れたばかり。
福島第一原発の事故に伴う保障問題なども、今回の政府介入により流れが変わってくるのかもしれない。
09年度の報告書では、東電には19人の社内取締役がいて、総額7億円の役員報酬。
ざっと一人あたま単純割で3,700万円・・。
今回の件で50%カットされても浮世離れしている状況。。
なのに・・・
結果としては、税金だけでなく、義援金まで動員しての東電バックアップになってしまうのだろうか?という危惧は捨てきれない。
そんな連中を保護して、必死に稼いだ微々たるお金から寄付をしたりしている私達一般市民は・・?
なにげにやるせない事が多いでござる。
(毒を吐かないのがこのブログのルールではありましたが、ちょっとだけ批判ちっくになってしまいました。。)
《専務取締役 平野》