NPO法人炭坑の記憶推進事業団 定期総会
昨秋に三笠周辺をご案内していただいた時に、無知な私の目の輝きが異様だったのか、新年度よりNPO法人 炭坑の記憶推進事業団の理事としてお誘いを受け、ありがたく承諾。。
昨日、私自身初となる定期総会に出席させていただきました。
(家から徒歩で出発し、駅のセンターホールのアコースティックライブの準備をチラ見し、ドカ雪まつり会場を横切り、小走りに会場についた時には、季節に似合わず汗だく・・(汗))
そのほとんどが、赤平、芦別、三笠などの旧産炭地の方々と札幌在住の方々という状況。
こういう席では、それぞれに強烈な個性を持つ方が多く、またもや刺激的な時間をいただく、、
その中でも、、
札幌在住のコンサルI氏から、トラス橋の話が出てきてビックリ。
I氏は幼い頃から、栃木で実際に使用されていたトラス橋を見て過ごしたとのこと。
(*このトラス橋とは日本で3番目に開通した手宮-幌内線で、岩見沢~幌向間の橋にかかっていた2基の橋。開通を急ぐため、100フィートという既製品のサイズをアメリカに発注し、100フォートの寸法に現場を合わせて作り、到着を待って設置したもので、鉄の成分一つとっても貴重な橋。当時、機関車の大型化に伴い、一度撤去され栃木県の私鉄で再利用されていたもので、先方のご好意により1基が岩見沢に里帰りしている。がっ、、、現在雨ざらしで約10年間そのままになっている。)
そんなトラス橋を何とかしたいですね!という思いは同じで、色々と会話は弾む。
本来、ただ組み立てるだけならそんなに難しい事ではない(とは言っても1000万円ぐらいはかかるらしい)が、やっぱりしっかりとした意志の中で、意義を確立してからでないと、ただ古い橋が飾られているだけになってしまう。
そんなこれからのストーリーを固めていかないと先へは進めないのです。
と、話はずれましたが、、
本NPOの主旨は、
|||決して炭坑遺産の保存に特化したものではなく、この周辺地域固有の「炭坑の記憶」が地域再生にとって有用である!という事を明確に示しつつ、再生に向けた大きな流れを作る活動を展開|||
というものです。
この岩見沢の歴史は[鉄道=炭坑]なくしてあり得ない。
色々な事が連鎖していく事を感じる今日この頃。。
*昨日の総会の様子はコチラから。。
ちなみに《そらち炭坑の記憶マネジメントセンター》はドカ雪まつり会場のすぐ近く、1条西4丁目にありますので、立ち寄ってみてはいかがでしょう?http://www.mc.soratan.com/access.html
《専務取締役 平野》