初めてのおつかい。。【久々バカ親シリーズ】
先日の日曜日。
先日の大雪の影響で生活道路の雪堆積場がパンク状態。。
そのSOS解消のために雪取り作業に勤しむ。
都合の良いこと(?)に我が家の娘は発熱でダウン。
せっかくの日曜日ではあるものの、家族サービスの要素も薄れ、気兼ねなく監督業に精を出す。
そこで暇を持て余したのが小学校3年生の我が息子・・・。
暇人でどうしようもなく、最近ハマリ気味の「爆丸」というオモチャの本を熟読。。
{(*注)爆丸とは、この丸い物体であるが、画像に写っているカード上の磁石の上に行くと、バクン!と音を立てて色々な形に変化するオモチャである。白いのが丸い状態~他の緑・黒・赤がカード磁石の上で変形した状態。}
先日ポスフールに行ったときに下見していた種類のものがどうしても欲しくなった模様。
そこでこのネタは「バスでポスフール行って買ってくるかな!」という息子の何となく言っちゃった(らしい)つぶやきから事が始まる。
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我が家の息子は小学校3年生。{幼い頃の私に似て、引っ込み思案で臆病者。。まともに挨拶すら恥ずかしがってできやしない困ったタイプ。(ちなみに私も幼い頃そうだったので、その心理がよくわかる)}
近場はまだしも、一人でバスに乗ったりする事など皆無。(そりゃ田舎の車社会~ドアtoドアで育った子どもですから。)
なのに、お昼ご飯を食べながら段々本気モード(?)になってきたらしく、ここから遅咲きの{初めてのおつかい}が始まる。
早速嫁さんがバスの時間を調べる。
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まずは自宅から駅まで一人徒歩にて移動。
駅前のバス停では他にも待ってた人がいたらしく、待ち時間は長かったがさほど不安になる事なく待機。
バスが来たら混雑していて座る席がなく、人生初の一人バスは立ち乗車。。
バスは無事ポスフールに着き、帰りのバス時刻までのタイムリミットは1時間10分ほど。
小遣いの入った財布を大事にオモチャコーナーへ一直線(だろうと想像・・・)。
お目当ての爆丸を2種類購入後、、目的を達成した後たっぷりと時間が余る。
途中、ポスフール店内を回遊魚のごとく巡回中、学校の友人にバッタリ会ったりしたらしいが、どうやら《オレ、バスで一人で来たアピール》を展開した模様。
しかし、ここで偉かったのは、本屋さんに立ち寄り、発熱で寝込んでいる妹のために、少女漫画の単行本を購入。
どこから見ても少女風味一杯のピンクパッケージのマンガ本。「これ買うの恥ずかしくなかった?」と聞いたところ、「人いない時を見計らって急いで買った・・(照)」とのこと・・。見事!!まるで成人向けの○○本を買うときの若者の心境か(笑)
さらに残った時間で、ミスタードーナツを6個購入してみたらしい。。ちなみに我が家は4人家族(笑)
帰りのバスは待っている人数も随分と多く、「もしかしたら乗れないかもしれない・・」という不安に苛まれつつ、何とか乗車。(ダメならタクシーか?と幼いながらも贅沢で生意気なシミュレーションをしていたらしい)
あとは岩見沢駅前で降りれるかどうかが問題だけで、恐らく目を皿のようにして周囲を見回しながら来たことと想像する。
ここで心配だったのは嫁さん。
バスが結構遅れたらしく、そろそろ帰ってきても良い時間を過ぎても一向に姿は見えない・・・。
何度かコソッと家の外に出ては確認していたら、遠くの方から小走りに向かってくる人影が。。
我が息子、遅咲きの《初めてのおつかい》無事終了。。
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仕事から帰ってきて色々と話しを聞くと、息子はたったこれだけでも随分と自信をつけた顔をして、色々と話してくれる。
あぁ、、物欲が優先だったとはいえ、今までの性格なら一人でバス乗って買い物にいくなど想像もできなかった。
こうやって、あっという間に親の予想を超えていくんだろうなぁ・・と思うと、楽しみ。。
ちなみに我が家は娘の方が大胆なので、娘の初めてのおつかいは4歳で経験済み。
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それにしても・・・・。
今の子ども達がオモチャを買おうとしたら、中心市街地では買える場所がないという事実は衝撃・・。
私が小学校6年生の頃は、学校が終わると毎日ナカノタナの旭商会に入り浸って、店のオジサンも他の学校の生徒も関係なく仲良しだった。
今の社会状況では、ありえない話だな・・と思う。。
《専務取締役 平野》