ここもラジエータースプリングスになるのか?
ピクサー映画「カーズ」でストーリーの中心となる寂れた街は「ラジエータースプリングス」という名であったかと思うのですが。
街の外れを遠巻きにバイパスが出来た結果、市街を通過する車が一気に減り急速に活気が失われてしまった街。
ここ岩見沢だって旧国道から現在の12号線にバイパスが移って、見事に中心市街地の活気も失われた。(もちろん要因はそれだけではなく諸々ではあるけれど)
さらに高速道路の一部無料化・・・・
ありがたい事もあるけれど、危惧する事の方が多い気がする。
基本的に無料化区間はみんな高速道路を走るものと仮定すると、美唄方面から札幌に向かう車は岩見沢まで高速にのり、そこから降りて12号線を札幌に向かう車もいるのであろう。
だとすると西10丁目を境に交通量に差がでてしまうのか?
となると234号線の12号線からインターに向かうまでの間は通行量が倍増するんだろうか・・
反対に西10丁目から旭川方面に向かう12号線は一気に車が減るのかなぁ。
市外に目を向けると、岩見沢から北で12号線に点在する道の駅や駐車場の大きなコンビニなどは一気に打撃を受けてしまうんだろうな・・と想像すると怖くなる。
(国土交通省のサイトから借用;赤が無料化、青は有料、緑は今現在も無料の路線)
先日行った洞爺湖温泉なんて、道南方面が無料化にならなかったせいで、もしかしたら他とは違うタイプの打撃を受けるのかもしれない。
逆に良い方向へ考えると、魅力ある街をつくれれば、高速を途中下車してでも立ち寄ってくれるはず!
でも、それが出来たらとっくにやっているわけで(汗)
移動が早くなるのはありがたい!(車が増えて急な用事には困る事もあるかもしれないが)でも、それによる弊害があまりにも深刻なような気がするのは気のせいだろうか?
事故も増えるんでしょうね。
何より、日本中にラジエータースプリングスのように極端に寂れていく街が沢山現れてくる気がしてならない。
いらぬ心配で終わってくれれば良いのだけれど。
《専務取締役 平野》