第一小学校 第22回定期演奏会
こちらでもご紹介があったとおり、1月23日(土)午後13:30より第一小学校スクールバンドの定期演奏会がありました。
これ、凄くレベル高いんですわ。
かくいう私も27~8年ぐらい前のOBでありまして、トロンボーンなんぞ吹いておりました。
そんな1日を私の心の感動と動揺を平行してご紹介してみましょう・・(汗)
数日前、ご挨拶をお願いします。という連絡があり、簡単に「はい、わかりました~」などと言っていたのですが、実は小学校に関わってまだ日が浅い私には、この定期演奏会がどのようなものかわからない・・・
一応、開会の時の挨拶かと思って、フォーマルな言葉をちょろっと用意して出かけたものの、職員室に入ると司会担当の先生から「1部と2部の間の時間に私が司会で振りますのでご挨拶お願いします。」(後に若干の聞き間違いがあった事が判明)とのこと。。
あぁ、、そうなんだぁ。。と、深くも考えずに「はい、わかりました~」と会場入り。
会場の体育館には立ち見も含め結構な数の観覧客が入っている。
1部、特別なセレモニーもなく、生徒さんの簡単な挨拶の後、いきなり演奏が始まる。
”うぉ!すげぇ!!”
というのが率直な感想。もはや小学生とは思えないクオリティ。
なんか、ふたつみっつ用意してきた堅苦しい言葉なんて陳腐すぎてこの場にはそぐわないと動揺が走る。
立て続けに4曲演奏し、第1部終了・・
ここでセレモニー的なものが始まるのか?と思いきや、そんな気配全然なし。
なにより、演奏の迫力に感動すらしてしまった身としては、何を話せばよいのやらと、久々に動揺する。
しかし、何事もなく2部へ突入。。(心境としては、すみませんが挨拶は無しの方向で・・と言いたい気持ち満々なので、ちょっとホッと胸をなで下ろす。でも問題は何も解決していない・・)
ここで始まった第2部というのが粋なもので、卒業する6年生が8グループに分かれてアンサンブルのステージとなる。
それぞれが小学校最後のステージを少人数のグループに分かれたアンサンブルで表現する事により、一人ひとりが主役になれている。
あぁ~凄いなぁ、、この歳でこんな素晴らしい経験ができるなんて、なんて恵まれた環境なんだろうと思ったり、こんなに沢山の曲を覚えるのに相当の練習をみんなで積み重ねてきたんだろうなと想像すると更に感動をしちゃったり・・・。
そんなアンサンブルが8組で、最後に6年生全員による演奏を1曲。
ここで第2部終了!15分休憩。。
第3部に向けて会場設営をしている時に司会の先生が私のところに来て、「いまご紹介しますから、ご挨拶お願いします。」と来たもんだ(汗)
なんと!てっきり校長先生やら来賓やらがお話したあとに私かと思っていたので、そのお話を聞いて内容を組み立てようと目論んでいた身としてはまたまた追加の動揺・・・。
逆にいうと、そんなフォーマルセレモニー的な時間はまったく用意されていなく、場面転換中の時間稼ぎ的挨拶といったシーンだなと一人納得。
紹介したいただいた後に、感動した事を率直にお話させていただき、この活動がどうしたら今後も勢いをもって活動を展開していけるか、そんな事に対するお願いをさせていただいたつもりなのですが、当人が何を話したか覚えていないもの、聞いた人もそれほど覚えていてくれるとは思えず(汗)
それでも言葉の節々に大きくうなずいてくれるおじいちゃん、おばあちゃんと思われる方々のリアクションは何とも心強く、無事事なきを得たかな・・という感じ。
あぁ、、なんとか出番終了?
さて、感動のステージは第3部へ。
この第3部は第一小学校スクールバンドだけではなく、指導する金澤先生を中心とした若き音楽家達の集まり。「FCK(ファンクラブKANAZAWAらしい)」との合同演奏。
第一小スクールバンド69名、FCK50名、総勢119名のステージは圧巻。
本当にお見事だったのですが舞台裏を考えると、生徒達はちゃんと目標と決意をもって日々努力を積み重ね、またそれを心から楽しんでいる。また保護者を始めとするサポーターはこの子供達のためにと一生懸命に素晴らしい環境を整える努力をしている。なにより、休日も時間外も関係なくプライベートを削りながらも長い時間情熱をもって指導に励む先生がいる。
あぁ、、そんな歯車がピッタリあってるからこんな素晴らしい活動ができるんだろうなと、そんな裏舞台にも感動を覚えるわけで。ただ、この環境が出来上がるまでには並々ならぬ努力があってのこと、何より、今後もこの環境を維持していくというのが難しい問題。
今回、あらためて感動をさせていただき、自分の子供達にもこんな素晴らしい経験をしてほしいなぁ。。と心から感じた次第。
そのために自分達に出来ることは何だろうかと考える今日この頃・・・
追伸;この定期演奏会は学校関係者のみならず、地域の方でもどなたでもご覧になる事ができるそうなので、来年は是非ご来場下さい。
《専務取締役 平野》