平成20年度最後のブログ(明日から21年度!)。。
31日(火)18時。。
以前、ウチの嫁さんが新聞のとある投稿記事の中で、スーパーの最後の閉店でどこからともなく拍手が湧き起こり、とても感動的なシーンに出くわしたという女性の投稿を読んで、「へぇ~そういうものなんだ。」というイメージがあったらしく気になっていた模様。
実は私もこの西友にはちょっとした思い出もあったりして、、
というのも、、
実は大学時代、なぜか今の業種とは全く関係の無い流通を専門とするゼミにおりまして、その頃岩見沢はスーパーの進出が著しく、ダイエーと西友の競争バランスの中に東町のNOVAが新規に割って入るという状況が目前の頃。(時代がバレる?)
その時、卒論のテーマとして「岩見沢における流通業界をとりまく環境」っぽい事を取り上げる事となり、ダイエーと西友の責任者の方から色々と話を聞いたりした思い出が。
あの頃はバブルがはじけつつある頃ではありましたが、世間の勢いはそんなに衰える事もなく、まだ今より随分とキラキラしてて、、、まさか不振による撤退なんて考えもしなかったなぁ・・・
また、西友と言えばあの建物の管理は「岩見沢都市開発」。ここにも数名知り合いの方がいたりして、なんとも他人事じゃないような気もするし、こんな様々な空気感の中で中心市街地の核となっている大型スーパーが撤退する事になんとも言えぬ思いを持っていたのも事実。
仕事も煮詰まっていた事もあり、せっかくだから最後に西友でも見に行くか?と閉店時刻間際の18時少し前、家族4人で向かってみたのです。
そこには意外と多くの人がいて、テレビカメラや新聞社も当然の如く居て。
ふと4条通りの反対側を見てみたら、とある方が寂しそうにその様子を見ている。
目があったので無言で会釈しただけなのだけれど、何となくその寂しさと今後の不安さが伝わってきたような気がする。
またもう少し視線をズラすと市役所の担当セクションの方が、やはりその様子をジッと見つめていたりと、、、
ちょっと不謹慎かもしれないけれど、そういう現場にしか流れていない空気感に触れる事ができて良かったなと感じた。それと同時に、自分が思っていたより事態は深刻なんじゃないかと思った。
これは単なる大型店舗の閉店という問題ではなく、市場原理主義の歪みがいよいよこんな身近なところに見えてきたという感覚で「何とかしなきゃ!」と思いながらも自分にはどうにもできないもどかしさ。
そんな事を感じつつ、まずは自分の足下もしっかりと固めていかねばならないのです。
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いよいよ明日から新年度。
まったくもって早いもので、4月となります。
平成20年度は、この混沌とした状況にありながらも会社としては非常に上出来!と言って良いのでは?と思われる結果を残す事ができました。
次年度は住宅エクステリア部門をもっと様々なジャンルで自分なりに確立していきたいと作戦を練っています。
一人でも多くの方々に喜んでいただけるよう、昨日より今日、、今日より明日と勉強を続け、もっともっとレベルを上げていきたいなと!
まぁ、、そんな事を思いつつ、2月頃から練っているナチュラルガーデンの一件がどうしてもプランを練り上げる事ができないで悩み続けている自分がいたり・・・。こんなにお待たせしてしまっている状況が多いのは、まだまだ修行が足りん証拠です。
しかしながら、前進あるのみ。
もっと腕を磨いてもっと多くのお客様に選んでいただける会社になろうと思っております。
何卒宜しくお願い申し上げます。
平成20年度 3月末日
専務取締役 平野義文
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