新駅舎開業に色々思ふ。。
3月30日(月)8時45分に北昇降口から歩いて新駅舎の式典へ。
この自由通路を待ちわびた北側の人々は鍵が開くのを待って入場したらしい。(ちなみに一般人一番乗りは私の母だったと自慢げに聞く(汗))
私が送れて通りかかった時には旭山動物園列車が通過していったところ。
なんとも見晴らしが良く、気分も高まる素晴らしき通路。。
式典は9時半からであり、主催者としての市長挨拶から各来賓の挨拶があり、テープカットで無事滞りなく式典は終了。
その後、主催をレンガプロジェクトに移し、教育大の学生によるコンサート、駅舎設計コンペの審査委員長であった東大教授の内藤先生の講演後、我々のパネルディスカッションへと進行。
こんな風に駅とまちづくりについてのお話をさせていただき、ちょっと特別な時間を過ごさせていただきました。
思えば、2005年の夏。初めて設計者の西村氏と焼き鳥屋さんの三船でお会いしてから早4年。4777個の刻印レンガを募集するレンガプロジェクトや仮駅舎の壁に動物達の絵を描いて感謝の意を表した「ありがとう仮駅舎」、そして昨年暮れのプロジェクトXmasと連携して行ったレンガ壁のお披露目を兼ねたプレオープンイベントなど、あっという間に時は過ぎ、気がつけば本日、駅舎が全面開業を果たしました。
その間、本当に色々な方々との出会いがあり、今の私がいて・・・・
この駅舎の建設に関しては、全体のほんのほんの僅か。ものすごくチッポケな関わりしかないけれど、それでも感無量なところがあったり、ちょっと思い入れが強かったりと、昨日の祝賀パーティーから家に帰ってきても嫁さんと色々な話をしたり。
それもこれも、単なる土木屋のあんちゃんではありましたが、そんな多くの人々との出会いがあって今の自分がある事を思うと、とても良い運の巡り合わせに恵まれたんだなとあらためて思う次第。
(ちなみにこの右画像、パネルディスカッションに出る私を見に会場に来ていた5歳児の娘が撮った写真(笑))スミマセン。親バカネタでした。)
今回のパネルディスカッションの中でも言わせていただいた事で、この駅は今やっと卵からかえったばかりで、この駅は我々市民と一緒に育っていかなければならない。まさしく共育という概念の中でこのまちと一緒に変わっていかなければならないと思います。
今の岩見沢の様子から考えると、この駅というのは紛れもなく「勿体ない!」というほどのモノであり、完全に街の方が負けてしまっていると感じるのが正直な気持ち。
だけど、この駅舎に負けないような街にならねば!と思わなきゃならないなぁ。と。。
自由通路にも死角が多い割りに防犯カメラが少なかったりするけれど、そこでそれじゃカメラを増やしましょうかという議論ではなく、そんな防犯カメラなんて必要無い街にならなきゃならないというのが目指す道。
ワークヴィジョンズの西村さんが、この駅を設計した時のコンセプトとして「まちづくりの核」となる事を織り込んだように、これからちゃんと我々市民が育っていかねばなぁ・・と思うんです。
まぁ、、そんなこんなで無事岩見沢複合駅舎はオープンを果たしました。
んで、、式典の記念品としてこんな立派なモノもいただいてまいりました(笑)
そして、春近しです。
仕事の方も非常に追われておりまして、午前中はこんな事しておきながら、午後から仕事に戻ったら間髪入れずにフルスロットルでプラン進行。
ちょっと前までの自分なら、こんな非日常の時間を味わうと社会復帰(?)には若干慣らし時間がかかったのですが、最近は慣れたもので、なんともすぐにスイッチが入れ替わる(笑)
人間、何事も経験なのですねぇ・・・
って事で、今年度最後の日となる31日の今日もバリバリと仕事をこなし、夕方には会社内の会議を行って意思の疎通を元に来たるべき新年度に備えます。
まずはそんな感じで、、、色々と頑張らねば!!!
《専務取締役 平野》
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