味覚?選択?

ピリカラ冷やし.jpg今日の朝、宇宙軒の冷やしラーメンについての記事を「岩見沢飲食店情報」の方へ投稿したわけで・・・

 

そこでふと我々の仕事について思うわけです。

 

飲食業などは非常にわかりやすくて、500円で食べられるあんまり美味しくないギリギリ及第点のそば屋さんと、なんか無茶苦茶美味しくて並んででも食べたくなる700円のそば屋さんがあって、「さぁ!どちらを選びますか?」という選択の中で、それぞれ個人個人の価値観の中でお客さんは判断をするわけですよね。

 

財布と相談して500円のそばを選ぶ人もいれば、まぁ、200円の差であれだけの美味しいものが食べれるならそっちの方が断然得!700円出すよ!という人など・・

 

このブログでも良く紹介する住宅外構、エクステリアの部分では、この味覚と同じようなものが選択に大きな影響を与えてくれるので、それはもう期待に応えようと必死にアイデアとニーズを探るのですヨ。すべては費用対効果だと思ってますので!

 

でも、公共事業というのは、その味覚にはまる部分がほとんど無いですよね。

 

確かに「評価や提案」という部分で色々と前進はしているものの、まだまだ500円の美味しくないソバと700円の半端なく美味しいソバを天秤にかけると、迷う余地もなく500円のソバを食べてしまうのが入札というシステムなんだと思っています。(微妙に評価点等で逆転する事もある構造になりつつはありますが、その比率はまだまだわずかと感じます)企業としてはその括りの中で落札できる努力をするしかないのですが、これがやっぱり難しいのです。最後はスケールメリットに淘汰されるのを想像してしまいます。

 

また、ここでいう味覚というのも公共事業という性格上、発注者の味覚に合わせるのか受益者の味覚に合わせるのかでも大きなギャップが生じるわけです。そこで、この共通の味覚が低価格という言葉でひとくくりにできる便利な味覚であることも確かなのですよね。

 

さて、、


 

jougi2.jpgこの公共事業の味覚については、様々な考え方があると思いますし、極端に言えば味覚差が生じるほどの技術レベルを必要としないならば、最後は価格競争でしかないじゃない!というのもあるのかもしれない。

 

でも、この価格競争も健全じゃない条件(目先の運転資金を必要とする業者と競争するなど)が強まると、非常に危うい悪循環に陥る。(なんか表現がオブラートに包んでますね・・)

 

しかしながら、今力を入れているエクステリア部門では、この価格競争ができる単純なものと、そうでないものがあります。

 

ヨド物置.jpgカスケードガレージ.jpg新企画車物置.jpg

 

例えば、先日キャンペーンを打った「物置、カーポート、ガレージキャンペーン」(想像以上にお問い合せも多く感謝です!)なんかは特別な技術も必要ないので価格で負けないようにすればOKですが、外構のトータルデザインとなると、やっぱりそうはいきませんよね。

 

その同列にアスファルト工事のみ!などという事も挙げられます。デザインも何もなく、せいぜい路盤改良の定規変更や合材の種類変更ぐらいで、お客様にとってはどこに頼んでもそんなに仕上がりに変化はないので、価格競争的要素が強くなります。

 

実際には、勾配の取り方や仕上がり方などで大きな違いが発生する事も多々あるのですが、それは非常に価格に転嫁しにくい部分でもあるわけで。

 

アプローチライティング.jpgレンガバーベキューコンロ1.jpg

対して、アプローチや庭などではア

 

スファルトや化粧砕石にすればべらぼうに安くできるけど、ステンシルコンクリートやレンガ敷きにするとかなり価格は上昇します。でも価格以上の違いがでるのです。住宅全体がちょっと手を入れるだけで大きくその価値、格調を変えるという事があり、それは全てデザイン次第!そのバランスでニーズに応えたいと努力します。お金をかければかけるほど良いものができるのは当たり前ですが、それもお客様それぞれのニーズと予算の損益分岐点的(?)なポジションが必ずあるので、その範疇を模索しながら一緒に作っていきたいなと考えています。

 

庭芝、シャラ、ウォール.jpg

 

何とか「選ばれる会社」でありたいと思い、日々あらゆる事を考えます。

 

これも公共事業が下火にならなかったら思いもしなかった事なのかもしれませんが・・・(汗)

 

まぁ、、今出来ることを精一杯やるだけですよね。

結果は後からついてくると言うことで!!

 

 

 

《専務取締役 平野》

http://www.hira-ken.com

 


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