旧美唄川上流地区築堤工事
本日、ちょっと峰延まで行く用事があったもので、そこからもう少し足を延ばし、現在施工している「石狩川改修工事の内 旧美唄川上流地区築堤工事(石狩川開発建設部 岩見沢河川事務所発注)」を見てきました。
この工事は現在築堤の盛り土をしているところです。
大型の10tダンプで約360台程度の搬入となりまして、この業種的には比較的規模の小さな工事です。しかしながら、ここ連日降る雪の影響にはどうしても勝てませんよねぇ。
今日は、大型ダンプでどんどんと土を運び入れ、整形しております。
その後は"のり面"に張り芝となるのですが・・・
この時期の芝は無茶苦茶大変っ!!
まず、工事契約後、急いで芝屋さんにオーダーし使用数を確保しなければならないのです。
なぜかと言うと、冬期間は積雪があるため芝が出荷できない!もし雪が少ない地方から・・と言っても、今度は凍結があるので、地面が凍れる時期には出荷できないんです。そのため、受注時期のタイミングによっては使用する量の芝を確保することが非常に難しい事になります。
今回の工事も入札時期が遅かったために、普通のルートではすでに芝を確保する事ができず、なんと"浦河"から正月前に運搬を済ませ、とある倉庫に保管しておいてもらったものです。
しかし、もう一つ問題が発生するのが、いくら倉庫内とは言え非常に気温が低いので、巻いてある芝がカチカチに凍ってしまうのです。したがって、その凍結を解かさなければならないので、これまた異常に経費がかかるという困った代物です。
そして更におまけとして、前の日に盛り土して整形しても、一晩たてば地表が凍るため、通常の木槌程度では芝串が刺さらない・・。ひどい時には電動ピックなどで下穴を開けて・・なんて事もあるので、その前に何とか仕上げてしまわなければならないのです。
このように、冬工事というのは目に見えない部分でも結構苦労をします。
とは言え、、職員の給料ぐらいは確保しなければならないので、冬の工事もとっても大事なのも事実ですw。
《専務取締役 平野》
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